どうせ抜くならより良い環境で。
というわけで、サンダのAV視聴には欠かせない愛機たちを紹介していきたいと思います。
ATH-A900のスペック
● ボビン巻きOFCボイスコイル。
● φ53mm専用設計ドライバー。
● 3D方式ウィングサポートによりさらに快適な装着感。
● 布巻き3.0m Hi-OFC入力コード。
● DADS構造により伸びのある低域を実現。
● 圧迫感を低減するトータルイヤフィット設計。
発売日 :2002年10月21日
型式 :密閉ダイナミック型
ドライバー :φ53mm、ボビン巻きOFCボイスコイル
周波数特性 :5~40,000Hz
最大入力 :2000mW
インピーダンス :40Ω
出力音圧レベル :101dB(JEITA)
質量(コード除く) :350g
プラグ :標準/ミニ金メッキステレオ2ウェイ
コード(シース/素材/長) :布巻き/OFC/3.0m(片出し)
若干、高音よりとはいえ、MR.王道といえばこの機種。
いわゆる高級ヘッドホンの入り口としては最適な機種です。
付属イヤホンからのステップアップなら、高音質とはこういうことか!と驚くこと必至でしょう。
また音楽だけでなく、低音を不必要なレベルまで引っ張らないあたり、
AV(オーディオビジュアル)においてもその能力を遺憾なく発揮してくれます。
濁りや曇りのない、どこまでも澄み渡るような喘ぎ声は、僕らのソロ活動を手厚くサポートしてくれます。
ただしAV(アダルト)鑑賞に使用する際は、注意点、というか割り切らなくてはいけない点がひとつ。
様々な方々が、様々な環境でリファレンスとされている通り、
このヘッドホンは、ソースの粗を浮き彫りにしてしまう傾向があります。
それは制作サイドが使う際にはそれでいいのですが、
僕らユーザーにとってはいいことばかりではありません。
たとえば、AV(アダルト)などはTV番組や、映画などと比べ、いろいろな部分のグレードが低く、
それは録音機材、技術においても同様の状態であります。
そのため、TVのスピーカーや廉価なヘッドホンでは気にならないような耳障りなノイズや環境音が、
拡大描写され、人によっては大切なソロ活動を阻害される恐れがあります。
時には、ユーザー側で使い分ける必要な場面が多々ありうることだけは、
覚悟しておく必要があると思われます。
しかしそれは、A900ではなく、制作メーカーが悪いわけで、
ならば、いっそのこと良質なAVメーカーを探す一助とするのもありかもしれませんね。
ハイクラスなオーディオに触れ、そしてもし興味を持つようなことがあれば、
この音を元に、どこの音が多いor足りない、とか、
ここはもう少しこう鳴って欲しい、とか、自分の好みを推し量るといいと思います。
まさしくリファレンスですね。
ちなみにコードが3mありますので、ポータブル用途には向いていません。
(サンダ)