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【AV視聴機材】beyerdynamic DT770 E/32【紹介】

インピーダンスをポータブル機器に合わせたのにサイズがちっともポータブルじゃない。
DT770 E/32です。

K0000037437.jpg

DT770 E/32のスペック

発売日:2009年5月26日
型式:密閉型
ドライバー:
周波数特性:5Hz~35kHz
最大入力:
インピーダンス:32 Ω
出力音圧レベル:96 db
質量:270 g
プラグ:標準プラグ/ミニプラグ
コード長:3 m、標準プラグ/ミニプラグ

DT770 Edition2005のポータブル版。といってもポータブルなのはインピーダンスだけで、
それ以外は完全に屋内仕様のそれとなっております。
ただでさえ3mもあるケーブルは、さらに硬く曲げづらく、
鞄の中に入れたとしても邪魔なこと極まりないです。
250gを超える本体重量で軽量設計とかいっちゃうジャーマン魂に痺れます。
これだけの悪条件が揃っていながら、
「周囲の喧騒に煩わされることなく音楽を楽しむための密閉構造」と、
あくまで屋外で使うことを想定しているあたり、
とんでもないドM層を狙い撃ちにした商品なのかと、穿った見方のひとつもしてみたくなります。

装着感ですが、イヤーパッドがベロアな為、さらさらと非常に気持ちいいです。
側圧は少し強めなので、ヘッドホンを着け慣れていない方や、
頭の大きい方は、ストレスを感じる部分かもしれません。
重量は、家で使う分には、殊更強調するほど重くもないのですが、
頭にナニカのっかってる感はありますので、長時間の視聴には向かないかもしれません。
この辺は、多分に慣れも影響するので、そのうち気にならなくなるとは思いますが。

音質は、いわゆるドンシャリ傾向。
高音域と低音域が強調された音を出します。
ドンシャリというと、ネガティブに受け取られがちですが、
普段聞いている曲を、少し派手に色づけしてくれて、
実際音を聞いてみれば好意的に感じる人のほうが多いのでは、と思います。
フラットとか、原音忠実とかは、泥沼へ飛び込むための合言葉みたいなものなので、
無制限に資産をお持ちの方以外は、気持ちよく聴ける程度に色付けがなされた商品を選ぶのが吉でしょう。
低音は、ドンシャリの言葉からイメージするほど強くありません。
強調はされていますが、ソースによってはキンキンとうるさくなりがちな高音域の強調具合に比べると、
弱めなせいか、押し出し感はさほどありません。
しかし、量感は割りとあるほうなので、低音が苦手な方は、
ぼわつくように感じることもあるかもしれません。
解像度はやや高めで、楽器の音がそれぞれ分離されて聞こえてきます。
なんでもかんでも分離すればいいってものでもないので、
適度な解像度といってもいいでしょう。

実売で25000円前後。
ちょっといい音が聴きたいっていう方が、初めてのステップアップに買うモデルとしては、
あまりすすめられるものではないです。値段的にも音的(質ではなく癖)にも、ちょっと冒険が過ぎますね。
この道は間違いです。引き返すことこそが正解です。蛮勇は真の勇気ではありません。
10000~15000円帯で試聴し、どうしても満足が出来なかったら再び考慮し、
よほど気に入れば買ってみるのもありだと思います。
コレクターの方は、迷わず購入でしょう。
付け替えて楽しむことのできる、魅力的な個性がこの機種にはあると思います。

ちなみに今回から点数を、各項目5点満点でつけますが、全て、サンダの好みと合致するかどうかの点数になります。

・高音:2
・中音:4
・低音:3
・装着感:4
・携帯性:2



(サンダ)

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