嫉妬や憎悪や妬みといった感情っていうのはやっぱり人間抱きたくなく、できることなら歓喜や尊敬などといった感情を抱いて生きていきたいですよねー。
そんなわけでこんにちは。
古手井ルヲです。
今回紹介するマンガは鉄風ってマンガです。
内容を超ザックリ説明すると、主人公のナッちゃんこと石堂夏央っていう女子高生が、総合格闘技を行うマンガ。
その主人公のナっちゃんが総合格闘技をなんで始めたかというと、同じ学校の馬渡ゆず子って女の子が楽しそうに総合格闘技をやっていたのを見かけたからという理由なんですよ。
という言葉だけ聞くと「わー、なんだか楽しそうにやってるなー、私もやってみようかなー」という情景を思い浮かべるかと思うんだけど、そうではなく「わー、楽しそうにやっててウザいなー。そうだ、私努力して強くなって、あの子のことを総合格闘技でボコボコにしよう。そんであの子の笑顔を潰してあげよう」というなんともゆがんだ動機で始めたわけです。
そんなナッちゃんが総合格闘技を始めてしばらくたってから、「馬渡さんいい子だと思うけどなぁ」という友達の言葉に答えるシーン。
このシーンがすごく好きなんです。
この主人公のいいなぁと思うのは、自分の感情が嫉妬だとちゃんと認めたうえで、精一杯努力して目標を達成しようとしているところ。
嫉妬などといったマイナスの感情を起点に努力するって、なかなかできないと思うんですよ。
例えもしできたとしても、それはマイナスな感情を他のものだと思い込んだり置き換えたりして努力してると思うんです。
友達が楽しそうでなんかウザいから、その人の笑顔を潰したい。
ここまでなら意地が悪い人だけど、その人の笑顔を潰すためにキツい練習をしたり、その目標に向かって楽しく努力するっていうところまでいくとしてすごいと思う。
最高に性格悪いけど。
嫉妬というマイナスな感情も生きる糧にできるナッちゃんは歪んでるけど、だからこそすごいしかわいい。
あ、あと公式のHPでこの鉄風の1話目見れるみたいなんで興味ある人はよかったら見てみてね。
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000005041
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