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快適AV(072)ライフ

快適なオナニーライフを目指した日々の試行錯誤

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酒は飲んでも飲まれるな

3月31日及び4月1日に幕張メッセで開催された「アニメコンテンツエキスポ2012(以下ACE)」に行ってきました。

ACEとは、アニメ関係のプロモーション展示やグッズ販売、イベントやコスプレなどを行なう、アニメの祭典です。
55の出典社、82の出典作品が集まり、そのどれもがヲタクの心を揺さぶる大きな子供達向けのイベントなのです。

今回の僕のお目当ては、イベントステージ。
ACEでは両日に渡って各アニメ作品のプロモーションイベントを行なってきました。
出演声優やスタッフなどがステージに上がり、それぞれの作品について熱いトークを展開。
ACEの中で最も盛り上がっていました。

当イベントは、一日に16〜17の作品のステージを開催。
ファンは事前に観覧したいステージに応募し、抽選で参加が決まるというものです。

僕も応募し、「戦姫絶唱シンフォギア」のステージ観覧券を当てました。
このステージには水樹奈々様が登場し、歌を一曲披露してくれるのです。

会場は1000人ほどしか入らない小さなスペース。
しかも僕の整理番号は300番台だったので、割りと近くから奈々様のご尊顔を拝めることになります。

こんなチャンスは滅多にありません。

気合を入れました!
メチャクチャ気合を入れました!


気合を入れすぎた結果、猛烈な二日酔いの状態でイベントに参加する羽目になりました。。。



というのも、前日に友人宅に泊まったのですが、部屋に行く前に軽く飲むかという話になって居酒屋に行ったのです。
最初はのんびり飲んでいたのですが、アニメの話や最近の不満などを話している内にヒートアップ。
気づいたら浴びるように酒を飲み、いつの間にか24時を超えていました。

翌日のイベント開始時間は朝の10時で、しかもイベント参加者の集合時間が9時と指定されていたため、早く寝ようと話していたのですが、もはやそんなことはどうでもよくなり、とにかく酒が飲みたくてしかたない。

ハイテンションで二件目のバーへ向かい、そこで知り合ったオジサンと風俗トークに花を咲かせる。
あまりよく覚えてませんが、とにかく楽しい話をして、友人宅に着いたのが深夜1時30分くらい。

ハイテンションのまま安らかに眠りにつきました。

そして問題の翌朝。

猛烈な吐き気で目が覚めます。

頭は痛いし、ゲロ吐きたい。

でも奈々様は見たい。

間近で奈々様の歌とトークを楽しみたいという思いだけで自身を奮い立たせ、どうにかこうにか幕張へたどり着きました。

ふらつく足元に死体のような目。
体から酒の臭いを漂わせ、クズ中のクズがイベント会場に向かいます。

会場内は奈々様ファンでいっぱいです。
みんなキラキラした目でこれから行なわれるイベントに思いを馳せています。
しかし、僕の頭の中には「ゲロ吐きたい」という言葉が延々とループしています。

イベント開始時間が迫っても「To be, or not to be: that is the question」(吐くべきか吐かざるべきか、それが問題だ)と頭の中でハムレットが上演されている状態。
このまま黄土色のシャワーを噴射したら、僕はこの後笑顔で生きていくことができるのだろうか。

胃腸から次々と胃液が襲い来る中、老人がエアガムを噛むように口をモゴモゴさせて胃液を退治します。
ここで負けたら本当のゴミ人生だ。
とにかくこのイベントが終わるまでは頑張ろう。
人生で初めての努力をしよう。
そう決意してゲロと真っ向から戦う覚悟を決めました。

そうこうしている中、イベント開始予定時刻から3分遅れて奈々様がステージに登場。
僕をゲロの脅威から救ってくれる女神です。

そして、いきなり歌が始まります。
「シンフォギア」のOP曲、「Synchrogazer」を歌ってくれました。
一心不乱にペンライトを振りまくる僕。
跳ねまくる僕。
叫び声を上げる僕。


しかし目は死んでいる。。。

死体がはしゃぐ様子はさぞ不気味だったことでしょう。

歌の後はトークコーナー。
主演の悠木碧ちゃんのテンションが異常に高く、そして最高に可愛く、このときばかりはゲロの野郎も少し大人しくなってくれました。
碧ちゃんの可愛さは体調すらも回復する効果があるんですね。
やっぱり女神っす。

あっという間にイベント時間が終了し、会場の外に退出することになりました。
しかし、イベント会場を出た先はACEのブースが立ち並ぶ展示エリア。
万単位の人間が蠢いてまともに歩けないほど混み合っています。

イベント終了後に光の速さでゲロを吐こうと思っていたのですが、メッセの外に出ることができない。
しかも、周りの人間がガンガン押してきて吐き気が急加速します。
押してきた奴にもれなくゲロの贈り物をくれてやろうかと思いましたが、その後の人生を考えると一歩を踏み出す勇気が出ません。
恋にも臆病な僕が人にゲロをぶっかけるなんてできませんよ。

泣く泣くこらえて、よろめきながらも何とか会場の外に出ました。

すると今度は妙なババアどもが犬を連れてメッセのコンコースを歩いています。
無軌道に暴れる犬と、それを制御することもせずに通路の真ん中を我が物顔で闊歩する非常識糞ババア。
充満する獣臭。
ババアの鼻の穴にゲロをぶっかけてやりたい気分になりましたが、恋をする勇気のない僕にはやっぱりできません。
泣く泣く通路の端を歩いてババアと獣をよけます。

ようやくメッセの外に近づいたと思ったら、今度はどこからともなくDQN連中が登場しました。

しかも、何故か外国人のDQNも混ざっており、ヤツらが放つ猛烈な香水の臭いが僕の鼻を襲います。
日米のDQN香水がブレンドされ、先の獣臭に負けない奇跡の悪臭を提供してくれました。
ゲロを手のひらサイズにこねて投げつけてやろうかと思いましたが、恋に恋することもできない臆病な僕にはそれを行なう勇気がないので、泣く泣く俯きながらその場を離れました。

ここまでのヲタク、糞ババア、日米DQNの連続攻撃で僕の喉は決壊寸前。
トイレでひとゲロ吐こうかと思い男子便所に向かいましたが、まさかの長蛇の列。
しかも男子だけ混んでいる。

なぜこんなことになってしまったのだろう。
あの時居酒屋に行かなければ。
あの時ウーロンハイを飲まなければ。
あの時3杯ほどで止めていれば。

薄れゆく意識と込み上げるゲロ。
ああ、僕はここで死ぬんだ。
その場にへたり混みそうになった瞬間、僕の頭に奈々様の歌声が響きました。


「不可能なほど燃えるでしょ。
どこにもない未来創りだすよ」


ゲロの無い未来。。。創りたい!

再び立ち上がる僕。
震える足を抑えて海浜幕張駅まで歩きだします。
人の少ない所に行けばトイレは空いている。
そう考えてメッセから離れた最寄駅に向かいました。

すると、駅の近くでコンビニを発見。
すかさずトイレを借りて、胃腸の中に巣食う悪魔、ゲロを放出します。
素早く魔封波で封じ、この悪魔に打ち勝つことに成功しました。

人間諦めなければいつか勝てる。
僕はACEで人生の大事な事を学びました。

そんな僕に、ACE会場に展示されていた「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」は優しく光り輝いたように見えました。
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ゲル




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