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快適AV(072)ライフ

快適なオナニーライフを目指した日々の試行錯誤

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あの日から16年

「NANA MIZUKI LIVE UNION 2012」千葉公演に行ってきました。

以下、ネタバレなので隠します。

9月8日に千葉のQVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)で開催された、UNIONツアーのファイナル公演。
僕は様々な思いを胸に抱えてこのライブに参加しました。

今から16年前の1996年9月8日。
同じ千葉マリンスタジアムで、hideがLEMONedのイベント(hide indian summer special)を開催しました。
LEMONedに所属するミュージシャンのライブや、ファッション系のショップ、ヘアカットのショップが出店され、更にファンクラブの企画でhideファンが路上ライブを行なったりする等、何でもありの様々な催しを行なっておりました。
ファンの路上ライブは、ファンクラブに送られてきたデモテープをhideが聴いて、格好良いバンドをhideがチョイスしてライブを行なえる場所を提供していました。
まさに、hideがプロデュースする〝ファンとアーティストの遊び場〟のようなイベントです。

僕はhideを人生で一番尊敬しています。
その彼が仕掛ける楽しいイベントなので、このindian summerはどうしても行きたかったのですが、お金が作れずに断念してしまいました。
その時の僕は、「hideはファンを楽しませる企画を常に考えて実行してくれる人なので、今回のイベントを逃してもすぐにまた違うライブを行なってくれるだろう」と考えていました。

しかし、周知の通り、その2年後に事故で亡くなってしまったのです。

hideが亡くなってからは音楽をあまり聴かなくなり、ライブにも行かなくなりました。

そして、千葉マリンでのイベントに行けなかったことがいつまでも心に引っかかっていました。

そんな千葉マリンでのイベントのちょうど16年後の同じ日、同じ場所で、奈々様がライブを行なうなんて、僕にとっては特別な思いがありました。
しかも、indian summerを行なった時のhideは31歳(その年の12月で32歳)で、今年の奈々様も32歳。
ここまで共通点があると、indian summerを意識しないわけにはいきません。
16年前の気持ちも一緒に持って千葉マリンに向かいました。

今回の僕たちの座席はスタンド2階席中段。
ファンクラブで手に入れた席とは思えないほど遠い場所ですが、上段からステージを見下ろす形になるので、これまでよりは断然見やすい席でした。
また、スピーカーも上手い具合にこちらを向いていたので、音もクリアに聞こえてきて環境は良かったです。
風でスピーカーの音が聞こえなくなる時はありましたが、西部ドームに比べれば遥にましでした。
難点は、ヴォーカルの音ははっきりと聞こえるものの、ギターの音が聞こえづらい部分があること。
ただ、西部ドームはギターの音が〝全く聞こえなかった〟ので、それに比べればましです。

そんな席で迎えたツアーファイナルの千葉公演。
初っ端から奈々様も全力全開で飛ばし、2階席の周囲のファンも熱く盛り上がって非常に良い雰囲気でした。

この日は一曲目の「POP MASTER」で大量の水をアリーナ席にブチ撒いたり、indian summerと同じく上空からヘリで会場を空撮したりと、ファイナルに相応しい規模のデカさ。

セットリストもこれまでのツアーの流れからは若干変更され、熱い曲が更に増えていました。

これまではアンコールで演奏されていた「SUPER GENERATION」が序盤に来ていたり、コールできる「Bring it on!」や「DISCOTEQUE」が組み込まれていたりと、〝攻め曲祭〟のUNIONらしいセトリ。

さらに圧巻だったのが、終盤のこの選曲。
15曲目 「Synchrogazer」
16曲目 「NEXT ARCADIA」
17曲目 「BRIGHT STREAM」
18曲目 「Sacred Force」
19曲目 「ETERNAL BLAZE」
20曲目 「Justice to Believe」
ファンならテンション上がりまくりの神セトリ。
オレンジ曲満載で千葉マリンが煌々と照らされていました。
あの時間帯だけは、千葉マリンが灯台の役割を果たせていたかもしれません。

そして本編ラストは「宝物」。
今回のツアーのテーマである〝絆〟をより強調した歌詞。
僕の中ではUNIONツアーのメイン曲です。
千秋楽で聴く「宝物」は、これまでとはまた違った感情が出てきて感動しました。
僕は今回のツアーは全14公演中3公演しか参加していませんが、そもそもミュージシャンのツアーを追いかけて地方遠征するなんて初めての経験でした。
これまで行った群馬と名古屋では様々な経験をし、色々な思い出を作りました。
本当に思い入れのあるツアーとなったので、最後に聞く「宝物」は様々な感情が溢れてきて止まりませんでした。
ツアーが終わってしまうのが悲しい。

そんな思春期の乙女みたいな可愛い事を、排泄物のような顔をしたオッサンが吐くのは気持ち悪い。
気持ち悪いけど言わずにはいられないのです。

そんなセンチメンタルな気持ちでアンコールを迎えると、奈々様がMCで「野外ならではの曲を用意しました」と語り、「星空と月と花火の下」を歌いはじめました。

千葉の夜空を仰ぎ見ながらこの曲を聴けるのは幸せだと感慨に耽っていると、スタジアムの外で突然花火が上がりました。
まさに「星空と月と花火の下」で奈々様が歌っています。
粋な演出にジーンとしましたが、実はhide indian summer specialでも花火が上がったのです。
あのイベントではスタジアムの外で花火が上がり、その花火を幕張の浜でhide達が眺め、さらにその花火を見ているhideの映像をスタジアムのモニターに映すという演出がありました。
まさか奈々様のライブでも花火が上がるとは。
16年前に行けなかったindian summer。
千葉マリンで打ち上げられた花火を映像でしか見ることができなかった僕。
あの時、作ることができなかった思い出を、奈々様と一緒に16年越しに作れたような気分です。

indian summerの花火の様子は「Hi-HO」のPVで少しだけ見られます。


そして、奈々様のライブでの花火。
B87C3167.jpg



hideが亡くなって以降ライブに行く気が起きなかった僕が、もう一度ライブ会場に足を向けるきっかけとなったのが奈々様。
そんな奈々様に、16年間抱いた後悔を少しだけ癒してもらったように思いました。

2012年9月8日に千葉マリンでライブが見られて良かった。
そして奈々様を応援して良かった。
これからも僕は、奈々様のライブで「行きたい」と思ったものは何としても行くようにします。

まずは来年1月19、20日のフルオーケストラライブ。
そして来年に行なわれるであろうツアー。
可能な限り参加しようと心に決めました。




NANA MIZUKI LIVE UNION 2012 SESSION 14
2012年9月8日(土)千葉:千葉マリンスタジアム

セットリスト
01.POP MASTER
02.時空サファイア
03.Love brick
04.76th star
05.SUPER GENERATION
06.METRO BAROQUE
07.Bring it on!
08.ROMANCERS’NEO
09.天空のカナリア
10.chronicle of sky
11.PARTY! PARTY!
12.DISCOTEQUE
13.絶刀・天羽々斬
14.Brand New Tops
15.Synchrogazer
16.NEXT ARCADIA
17.BRIGHT STREAM
18.Sacred Force
19.ETERNAL BLAZE
20.Justice to Believe
21.宝物
-アンコール-
22.FEARLESS HERO
23.ONE
24.星空と月と花火の下
25.POWER GATE





(ゲル)



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