今回は元京都府知事、蜷川虎三。
京都大学教授から政治家に転身し公選第2代から8代までの30年近くにわたり、住民の暮らしを守る地方自治の精神を貫き通し府政を担った政治家。
その施策は全国で初めて65歳以上のお年寄り医療費助成制度をつくり、府の融資条件の緩和や工業団地設立など産業振興にも力を入れ、その後の京都ベンチャーの土壌をつくり、農業・漁業においては「京都食管」、また京都ブランドを全国に売り出し、現在の観光都市の礎を築いたとされています。
また教育行政では
「15の春は泣かせない」というスローガンの下、高校の小学校区・総合選抜入試をうちだし、受験戦争に苦しむ子供たちを救おうとしました。
府政が強烈であったため、いまだに評価が二分する人物ですが、ワコールの塚本幸一等、政治的に対立する立場の人物からも「魅力的な人物だった」と一定の評価をされています。
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