「九月が永遠に続けば」っていう小説が今読んでるんですけどこれがすごいおもしろい!
作家の恩田陸に邪悪さを練りこんで、マンガのSOILを粉々にくだいたのを上から降りかけて油でカラっとあげたような感じの小説ですごくいいです。
こんなに小説に熱中するのも久しぶりだなー、昔はよくこんな気持ちになったなーとか思いながら読んでます。
もし興味あれば読んでみてください。
今まで読んだところでおもしろかったところを引用します。
「ええ、そうでしょうね。親には言えないようなことでも先生には話せるんでしょうね」
「そうかもしれません。でも、反対に親には言えることで、
教師の私には隠しておきたいことも持っていますよ。
要するにあの子たちは多面体なんです。
大人は自分が見ることのできるひとつの面でもってあの子たちを判断しようとしますけどね。
私は彼女たちのそういう変化に富んだしたたかなところが結構好きなんです」
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