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快適AV(072)ライフ

快適なオナニーライフを目指した日々の試行錯誤

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カリスマって作るものではないよね

新年、明けましておめでとうございます。
2013年も既に6日目ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
年末年始の慌しさから開放されつつあるのでしょうか。

そんなバタバタとしがちな年末年始ですが、僕はこの時期になるといつも嫌な記憶が蘇ってくるのです。
それは、10年以上前に『Dの食卓2』という糞ゲーをプレイした記憶です。

このゲームは株式会社ワープが製作。
企画・脚本・音楽・監督は飯野賢治が担当しました。
飯野 賢治
伊集院光から「フランケンソバージュ」という的確なあだ名を付けられた強烈な見た目と、誰彼かまわず喧嘩を売る残念なメンタルで一躍有名になった人です。

そんな彼が作った『Dの食卓2』。
ストーリーは、主人公の女性が乗っていた飛行機がハイジャックされ、更に冬山に墜落。
何とか生きていた彼女は、この冬山から脱出を試みます。
山を歩いていると鹿とかの動物達が歩いているので、遠くから狙撃して狩ります。
そしてその肉を貪り食います。
その作業を繰り返していると、ムービーに入ってストーリーが進みます。
ストーリーはあまり意味が分からなかったのですが、麻薬やってる黒人女が出てきたり、人が化け物になったりとか、安いハリウッド映画でよく見るアレです。
宗教や、宇宙や、命や、人工授精や、色々と壮大な感じの展開でしたが、薄っぺらさ満点です。
とにかく僕がやることは動物を狙撃して食うことなので、ただそれを延々と繰り返します。
その後、なんやかんやでラスボスっぽい人を倒したら、唐突に主人公がニューヨークで目を覚まします。
どうやって冬山を突破したのか、などの説明は一切無く、今まで死んだと思っていた人たちもニューヨークで普通に生きています。
クリエイターなら絶対にやりたくないはずの夢オチでした。

飯野賢治さんはラジオで『Dの食卓2』に関して語っていたときに、「物語はしっかりと“ランディングオン(着陸?)”させるよ。しっかりとオチは作るよ。それは基本だからね」とおっしゃっていましたが、散々風呂敷を広げて最後に付けたオチが夢オチでした。
ゲーム製作中に鬱病だった等の言い訳お言葉もあったので、そうとう大変だったのでしょう。
ただ、岡本吉起が飯野に放った「だからお前だけは二流なんだよ」という言葉は非常に説得力がありました。

10年以上前の飯野はゲームのグラフィックに異常にこだわっており、特に3D映像への執着は並々ならぬものがありました。
あの当時の日本ゲームはグラフィックが日を追うごとに進化していき、業界の未来は明るいと思っていました。
今現在の海外ゲーム主流の時代を予測した人はいなかったと思います。
そんな懐かしさと寂しさを感じながら、いつも年末を過ごしています。



(ゲル)





『Dの食卓2』


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レビューに信者が沸いているので、読んでいるだけでも面白いですよ。
当時の飯野はこういう信者を大量に抱え込んでいたのです。
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