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わたしの偉人100人vol.13

今回は童話作家宮沢賢治。

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生前は無名に近い状態でしたが、その死後に作品が広く知られるようになり国民的作家となりました。その作品世界を覆っているのは自らの裕福な出自と郷土岩手の農民の悲惨な境遇との対比が生んだ贖罪感と自己犠牲の精神ですが、特筆すべきは特異な自然との交感力であり、独特の言語感覚であり、そのスタンスでしょう。

賢治の作品にはコスモポリタン的な雰囲気があり、わたしたちが生きている今の場所をどこか違うところから見ている鳥瞰的な視線というのか、未来人が過去の人間を見ているような視線を感じます。

想像力はかけがえのないものです。あの岩手の風景を「イーハトーヴォ」と名づけ愛し、人間の心の中のきれいな部分を見つめ、透徹した言葉でさまざまな物語を残しました。

「すべてさびしさと悲傷とを焚いて ひとはとうめいな軌道をすすむ」

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)
(1989/06)
宮沢 賢治

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